分子アセンブラーの話

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分子アセンブラーという言葉を聞いたことがないにしても、発想自体はどこかで聞いたことがあるかもしれません。そんなお話し。

分子アセンブラーは原子を材料にして分子を組み立てて物質を想像するナノマシンの概念です。

1986年にアメリカ学者のキム・エリック・ドレスラーが発表した書籍、『想像する機械』が始まりとされる考え方で、分子の構造が分かれば何でも生み出すことが出来る、SFチックですが否定のしようもないし、現在から未来にかけて有りえる考え方。

多分、自分がこの考え方を一番最初に触れたのは1990年に公開された映画『ドラえもん のび太とアニマル惑星』

月に住む人間たちの迫害から逃れ、人間と同等の進化を遂げた様々な種類の動物たちが平和に暮らす星。 彼らの先祖である動物たちをこの星に導いた人間の科学者の発明によって地球よりもはるかに発展した科学文明が栄えており、太陽光や風力などのクリーンエネルギーによる発電技術や、光、水、空気から合成食物を製造する技術、高度な汚水処理装置など、高度な科学文明と完全な形での環境保全が両立している。

Wikipediaより

合成食物を作るというところが、この「分子アセンブラー」の話そのもののように感じます。食物を簡単に作れるようになれば、働く必要もなくなったり、環境破壊も止められる。

なんでも作れるようになれば体内の不調箇所を作って交換すれば、生身の肉体でも永遠の命も作り出せる。

このなんでも作れるということは実際は厳しいかもしれませんが、一定の物質を作りあげることは近い将来可能になるかもしれないと思うと、ロマンを感じるとともに予測出来ない怖さもあって、面白いです。


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